モノノ怪といふアニメについて - 猫暮らしヴァナ暮らし・改

　モノノ怪というアニメに最近ハマっております。
　ＴＶ放送は9月末で終了しており、ニコニコ動画に上がっているものを観て知りましたので、リアルタイムで観れなかったのがとても残念です(゜ーÅ)
　アニメなんかの動画の著作権問題もありますが、自分はＴＶ放送時のアニメとかはほぼ観ていないので、こういう所でもなければ、この作品を知ることもなかったでしょうし、そこで観て気に入ったからこそＤＶＤの購入を決めました。
ニコニコの市場の売り上げ数を見るに、自分と同じような方も多いんじゃないですかね。
　だからと言って、著作権のあるものをポンポン上げていいと思っているわけではありませんが、上記のように放送時に観れない、知らない人にとっては、どんな良い作品であろうとも売れないでしょうから、こういう宣伝方法もありなんじゃないかなあとは思います。
　「どなたか全話上げてクレクレ」なコメント貼りまくるような輩は嫌いですがｗ

　話がちょいと逸れてしまいましたが、そのモノノ怪がどんな話かといいますと、簡単に言うと
「名前も素性もわからない謎の薬売りが、不思議な退魔の剣でモノノ怪を斬っちゃいますよ」
って話です(゜д゜)
　それだけかよって突っ込まれそうですが、ほんとそういう話です┐(´∀｀)┌
　ただ、退魔の剣を抜いてモノノ怪を斬る為には、そのモノノ怪の形（姿）、真（何故生じたか？）、理（何を想っているか？）を知らなければならず、それを解き明かしていく過程は推理物の様。
そして明らかになる、悲しい、切ない、或いは陰惨な事実。
　普通の化け物退治話の様に「悪事を働く化け物をヒーローが退治してめでたしめでたし」とかいうのでなく、化け物（モノノ怪）の存在理由（何故生まれ何を望んでいるか）を理解した上で、退治でなく浄化するようなところがいいんですよね(´ー｀)
　一応ジャパニーズホラーというジャンルなので、ショッキングなシーンが結構ありますけが、笑い所のある話もあります。笑った直後にギャアアアア(;゜д゜)とかなったりもしますけどｗ

　
　あまりいい言葉ではありませんが、オタク臭さの無い作品だと思うので、アニメを普段見ない方とか、お子様からお年寄りまで（はちょっと言いすぎですがｗ）比較的幅広い年齢層にお勧め出来そうな作品ではないでしょうか。
　ただ少し難解でわかり難い話が多いかもしれません。自分もいまいち分かりきってない話も多いですし・・・ｗまあそれを差し引いても自分はとても楽しめました。
　

　次に絵柄の方はどんな風かといいますと、
　背景はリアルな風ではなく、日本画や浮世絵のようで、色彩も鮮やかで奇抜な、それでいて目が疲れない不思議な感じになっています。
　人物は昨今のアニメっぽくない昔話風な絵で、今風の美形！ってのはおりませんが、どこか懐かしく親しみの持てるキャラが多いですね。
　まあ綺麗所は主人公がいるから問題なしですｓ(゜д゜)ちょｗ
いや、なにせ監督さまから「主人公（薬売り）だけは作画のクオリティを崩すな」というお達しがあったらしいですからｗ(゜д゜)＜看板娘男かいなｗ
　

　その主人公の謎だらけな薬売りですが、これがまたまたみりきてき（何故か変換できｎ）なキャラでして。
　ちょっととがった耳、隈取に外郎（ういろう、菓子でなく丸薬）売り姿に女帯といった不思議な姿や、独特な間のある喋り方、誰に対しても飄々と振舞う、掴み所の無いようなキャラなんですが、いざモノノ怪と対峙する時となると、凛とした態度で朗々と口上を言ってのけたり、力強くも優雅に謎の御札(結界張るのに使ったりします。ニコニコではサロンパス呼ばわり(笑)）を操ったりと、その静と動の切り替わりがなんだかとてもかっこいいのです(´∀｀)ついでに美人だ（男ですｇ

　構成は２,３話で終わる独立した話のオムニバス形式で全１２話ありまして、放送順に、「座敷童子」、「海坊主」、「のっぺらぼう」、「鵺（ぬえ）」、「化猫」の５つの話があります。現在ＤＶＤ化されているＤＶＤは３番目ののっぺらぼうまで。
　ちなみに全部予約済みだったり(´∇｀)

　それからモノノ怪の前作にあたる作品があります。
「怪〜Ayakashi〜　化猫」といいまして、２００６年にフジテレビ深夜アニメ枠のノイタミナで、怪〜Ayakashi〜のシリーズの一つとして作られた作品です。
　これが薬売りシリーズ？一作目にあたります。
製作陣はたしかほぼ同じだったと思いますが、一作目なので薬売りの性格や絵柄なんかがモノノ怪と少し違いますね。
こちらも同じく良い作品なのでお勧めです。特にネコ好きにおぬぬめです(・　ω　・)はげしｋ
　
　あー、第三期とか出来たらいいなあ(´ー｀)