聖闘士星矢　THE LOST CANVAS 冥王神話３４話「流転」感想

　
　流転：生死・因果が限りなく続くこと。とどまることなく、たえず移り変わること。
　つまりは仏教で言うところの「無常」というところですか。

　
　普段は感想とかあまり書かない性質なんですが（何故なら程度低い感想しか書けないから┐(´ー｀)┌）、今回は特別でございます。そして無駄に長いです(;´ρ｀)

　さて、感想ですが。
　・・・遂にアスミタ様が入滅されてしまいました(´・ω・｀)
元々生き残るのは童虎とシオンのみとわかっていたことですが、まさか乙女座が２番目だとは・・・。
　悲しいですし寂しいのですが、それと同時に満足そうに逝かれたことに嬉しさも感じていたりするわけで。

　「アテナよ・・・　光を知らぬアスミタは　この生が苦しみと迷いに満ちているという考えを　覆す気はございません　ですが」
　ですが・・・、きっと「それだけではない」と思えるようになったということなんでしょうか。後のページで「人々が悩み苦しみながらも　時には笑って生きている」というようなことを言っていたし。
　幼少サーシャ様の微笑みの後で「ああ　そうか」と納得していたのは、このことなんでしょうかね。
　

　幼少時のショートなサーシャ様、なんと可憐な・・・(/ω＼)ｷｭﾝ
　約束。テンマ、アローンと交わした、大人になったら再会しよう、ってやつだったかな。
「私の胸がいたいのはいいの　これは私が約束を忘れていないってことだから　これでいいの」
　なんだかすごくグッとくるセリフです・・・。なんて健気ないい子なんだ・・・。
アスミタん(笑)が惚れ込んじゃうのも頷けますね！('Д')
　沙織さんは気高くて綺麗だったけど、気高すぎてなんだか近寄りがたいというかなんというか。まあ財閥の令嬢として育っちゃ無理もないんでしょうけど。
　それに比べて孤児ながら普通の少女として育ったサーシャ様は、親しみやすいような感じがしますね。
なんだか柔らかく受け止めてくれそうな感じ（変な意味では断じてない(;゜ロ゜)。
　こんな女神様なら自分も仕えたいなんて思っちゃうのですが、まあ自分では雑兵にもなれそうにありませぬ・・・(´_ゝ`)【えーっと・・・】せ、清掃員とか・・・？

　
　
　晴れやかな笑顔の開眼アスミタ様と、対照的に泣きそうなテンマ。
　手代木先生はこういう細やかな表情描くのがうまいですね。サーシャ様の笑顔といい、アルバフィカの時といい。
今回の魑魅魍魎とか、六道の地獄描写なんかも気合入っててなかなか凄いと思いましたがｗ
　「テンマよ　アテナを頼んだぞ」
　そう言って、数珠と聖衣を残してアスミタ様は消えてかれました・・・切ねえのう(´Д⊂ｵﾛﾛﾝｵﾛﾛﾝ（うっさいｗ
　最後のアスミタ様の笑顔が、沙羅双樹の園で散っていったシャカどのの笑顔とちょっと被ってしまいました。
まあ、シャカどのはあのあと普通に冥界で活動してるわけですが、全小宇宙を数珠に込めて使い切ってしまったアスミタ様は、もうそこまで出来ないんだろうなあ・・・。
　

　アスミタ様が消えた後、乙女座聖衣の前で突っ伏して「馬鹿野郎ォー！！」と泣いているテンマを見て、ちょっと好きになりました。
今までキャラがよくつかめないというか、空気っぽいなあと思ってたんですがね。
　「愚かで単純、だが人間的だ！」
と、なんだか嬉しげに笑っていたアスミタ様の気持ちが、ちょっとわかった気がしました。
　つまりは、今まで盲目なばかりに、人の表情の裏に隠された心の闇みたいなのを多く見てきたであろうアスミタ様には、あの幼少時のサーシャ様のような、テンマの裏表の無い純粋な心が眩しくて嬉しかったのでしょう、多分。　
　

　しかし、こうやってこれからも黄金が死んでいくと思うと、なんだか切なくなってきますねえ(´・ω・｀)活躍してくれるのは嬉しいんだけど。
まあ、当代世代なんて全滅しちゃってるわけですが・・・。天界編（一部しか見ておりませぬが）じゃあ、なんかとーてむぽーｒになっちゃってるしｗ
　今週は合併号だから来週はお休みかあ、次回はどういう展開になるんだろう。

　そういえば、シャカどのはこの数珠は「神仏がお作りになったものだ」と言ってるんですよね。
　第８感＝阿頼耶識（一発で変換できたしｗ）に目覚めるってのは悟りを開くようなものだとかなんとか。
・・・しかしそれだと、冥界行ってる星矢達まで悟ってることになってしまう。それはなんか嫌だ・・・(ノ∀`)
　まあきっと、アスミタ様はこれで悟りを開いて、いずれ神仏の様な存在になるに違いない('Д')そう思っておきますか。阿弥陀如来様ならぬ、阿須弥陀如来様とかで・・・(笑)どうも名前の由来が阿弥陀如来らしいですし。
　そしてきっと、おシャカさんに教え説いてた仏様になってたりするんですよ（乙女座の聖闘士は前聖戦の記憶を受け継ぐなんて設定もあるらしいので)。じゃないと口調まで似たりしないと思うんだな・・・ｗ妄想ｗｋｔｋ

　
　しかし、当代が釈迦如来で、先代が阿弥陀如来、じゃあ技の性質上、天舞宝輪作ったのは宇宙の理たる大日如来な方なんでそうか(笑)。どの代も仏教徒だったりするのかな、やっぱ・・・。
　乙女座ってのはそもそも、女神ペルセポネとかアストレイアとかのことなんだそうですが（諸説あって確定はされてないっぽいです）、どこに仏陀だの仏教徒とかの関連性があるっていうんだか(´_ゝ`)いや密教戦士とか好きだからいいんですがｗ
　一人くらい、乙女座らしく（？）紅一点で普通の女性乙女座聖闘士とか見てみたい気もします(ノ∀`)